マキラドーラ
- 西語
- maquiladora de Exportacion
- 関連語
- NAFTA
比較的に安い労働力と優遇税制、アメリカへの地の利を武器に、メキシコがアメリカや日本の資本誘致し、メキシコ北部国境地帯の経済開発を目指す「メキシコ国境工業化計画」に労働集約的な輸出向け工業を開発するために、1965年にアメリカ国境沿いに設けた保税輸出加工区のことで、政府の指定を受けた保税工場において当該製品を製造する際に用いた原材料・部品、機械などを無関税で輸入できる。
1994年の北米自由貿易協定(NAFTA)発効がマキラドーラは成長を加速させ、発効後は国境地帯から離れた場所にもマキラドーラが設置され地域に発展をもたらした。
運用形態としては、メキシコ側に子会社(工場)を設置する場合と、メキシコの委託専門企業に生産を委託する場合などがあり、日本企業がマキラドーラを適用する場合には、米国側に子会社、メキシコ側に孫会社(工場)を設置するツイン・プラント方式が用いられることが多い。