経験曲線
- 英語
- learning curve
- 同意語
- 学習曲線 , 習熟曲線
ある製品の生産を始めてから、累積生産量の増加に伴って単位あたりの総コスト（製造コストに加えて販促費などの間接費も含む）が低下していくことをモデル化したもの。
1960年代に、ボストン・コンサルティンググループ(BCG)によって提唱され、製造分野だけでなく販売・マーケティングなど企業の付加価値活動のあらゆるコストに関し、経験が効いてコストが低減していくことが実証されていて、一般に累積生産量が2倍になると単位コストが20?30%減少する関係にあることが経験的に知られている。
経験曲線が効く理由については様々な議論が行われているが、労働者の習熟のみならず企業としての継続的な業務改善、設備改良、技術進歩等あらゆる要素が働いていると考えられる。
