国際財務報告基準
- 英語
- International Financial Reporting Standards
- 同意語
- IFRS
- 関連語
- IASB , 包括利益
国際会計基準審議会(IASB)によって設定され世界110カ国以上で採用されている国際会計基準のことで、2005年よりEU市場で統一会計基準として採用されて、日本では2009年度から「選択適用」が認められ、上場企業への適用が義務づけられるかは2012年に最終判断される予定となっている。
会計基準の設定にあたり企業が会計処理の方法を判断するときの考え方や枠組みだけを示す「原則主義」(日本基準や米国基準は、どの様な会計処理を行うべきかを、会計原則以外に詳細なガイダンスで、具体例を含めて細かく定める「規則主義」)という点でこれまでの日本基準とは異なり、新たに導入される「包括利益」という新しい利益の概念は、株式の持ち合いといった日本特有の商習慣に大きく影響を与えるため、IFRSは単なる会計情報の開示ルールの変更にとどまらず、時にビジネスのやり方そのものを見直す必要性が出てくる。