競争力強化ファンド
- 英語
- Fund for Japanese Industrial Competitiveness
- 関連語
- 日本政策投資銀行
日本の競争力強化に資する企業価値向上に向けた取り組みに対し、リスクマネーの供給を行うために日本政策投資銀行(DBJ)が2013年に独自に設立した1,500億円(最大3,000億円程度までの拡大を視野)規模のファンドのことで、産業競争力強化に向け、各企業において、従来型経営モデルの限界等により活かしきれていない潜在能力を、新たな事業フロンティアの開拓や戦略的連携の推進等を通じて具現化し、成長に繋げていくことにより、新たな価値の創造(イノベーション)や企業価値向上を進める取り組みを支援することを目的としている。
業種、企業の大小を問わず、新たな価値の創造(イノベーション)や企業価値向上に向けた事業の創出が投資対象となり、民間ファンドへの投資(ファンド・オブ・ファンズ)も可能となっている。また、取締役派遣などを通じた経営参加型支援(ハンズ・オン)は原則として想定せず、リスクマネーの供給による対象企業に対する他の金融機関等によるシニアローン等の供給の円滑化等の民間との協業による金融面での支援が中心となる。