フラウンホーファー研究機構
- 独語
- Fraunhofer-Gesellschaft
- 関連語
- アベノミクス
ドイツ国内に点在する67の研究所および研究ユニットから成るヨーロッパ最大の応用研究機関のことで、年間研究費総額は約20億ユーロ(内70%以上が企業からの委託や公的財源の研究プロジェクト)を用いて「社会に役立つ実用化のための研究」をテーマに、あらゆる科学技術分野において応用研究を行っている。
また、フラウンホーファー研究機構は、企業から委託研究を受けた金額に応じて、連邦・州政府から基盤資金(連邦:州=9:1)を得ることができるフラウンホーファーモデル(3分の1ルール)を採用していて、フラウンホーファー研究機構は、企業からの研究契約収入が得られないと政府からの収入が得られない仕組みとなっているため、真に企業ニーズに沿った研究がなされるとともに、企業、特に中小企業にとっては自己資金の3倍の研究がなされるというメリットがある。
2014年に閣議決定されたアベノミクスの成長戦略第2弾「日本再興戦略 改訂2014-未来への挑戦-」において、「ローカル・アベノミクス」の一つとして、日本版フラウンホーファ構想が掲げられている。