投資用語集

ファンタジー・スポーツ

英語
fantasy sports
カテゴリ
経済 ,

自分がプロスポーツ球団のGM(ゼネラルマネージャー)になったつもりで一定のルールの下に実在する好きな選手を集めて「空想(fantasy)の最強チーム」を作り、実際の選手の成績をポイント化して総合ポイント等を競うオンラインスポーツシミュレーションゲームのこと。

草創期は、紙と鉛筆と電卓による、スポーツバー等での一部のファンの間での趣味として広がっていったが、1990年代後半のインターネットの大衆化と共に、大手のウェブメディアが競って導入するようになり、米国でのユーザ数は約3200万人で、彼らが年間平均で467ドルをゲーム関連サービスに費やし、総額150億ドルの一大市場を形成しているとされる(ファンタジー・スポーツ事業協会(FSTA)調べ)。

ファンタジー・スポーツは無料で提供されるものと、参加料を取って成績優秀者に賞金を還元するものに大別され、最近の流行は、1試合だけを対象に安価な参加料を支払い、宝くじと同じような気軽さで換金できるデイリー・ファンタジー・スポーツ(DFS)と呼ばれるカテゴリであるが、1992年プロ・アマスポーツ保護法(PASPA)でラスベガスのあるネバダ州や、モンタナ州、デラウエア州、オレゴン州の4州のみ例外的にスポーツ賭博を認め、それ以外ではスポーツ賭博を禁じている米国において、ファンタジー・スポーツは情報分析という技量に基づいたゲームということで、ギャンブルには分類されないという解釈が一般的であるが、1試合だけで勝負がつくDFSは「技量に基づく(game of skill)」と言えず「運だめし(game of chance)」でありギャンブルであるという議論もある。

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