オランダ病
- 英語
- Dutch Disease
- 関連語
- 第一次石油危機
資源輸出が自国通貨の評価を高めることで為替レートが上昇し、従来の輸出産業部門の国際競争力を低下させ、さらに、雇用創出力が一般に小さい資源部門の賃金上昇が他産業の賃金を全般的に上昇させることを通じて経済を停滞させる現象のこと。
第一次石油危機後、欧州の天然ガスの大産出国であるオランダは、天然ガス輸出拡大によって通貨ギルダーの為替レートが上昇し、同時に賃金の上昇による生産コスト上昇も加わり、産業のの国際競争力が落ち、経済が悪化を悪化し、さらに社会保障負担が財政を圧迫し、財政赤字が急増した現象から「オランダ病」と名付けられた。