ドラギ・プット
- 英語
- Draghi Put
ユーロ債務危機は進行し、南欧・高債務国の経済悪化がユーロ圏中核国のドイツやフランスへも波及し始めた2012年7月末に、ドラギECB総裁の「必要なことは何でもする」発言以来、例え国債利回りが上昇しても、ECBが助け舟を出し、それが下落リスクが限定されるプット・オプションのような役割を果たし、大きな損失は被らないはずだという、一種の安心感(またはモラルハザード)を反映した言葉で、2011年12月と2012年2月に実施されたLTROのことを「ドラギプット」と呼んだことが始まりといわれている。