確定拠出年金
- 英語
- defined contribution pension plan
- 同意語
- DC , iDeCo
- 反意語
- 確定給付年金
- 関連語
- 401k
拠出した掛金額と、運用成績に応じて将来の給付額が決まる年金制度のことで、アメリカで1980年代に普及し、2001年の確定拠出年金法施行で日本に導入された。
日本の確定拠出年金制度には、企業側が掛け金を支払う企業型と個人が掛け金を拠出する個人型(iDeCo)の2つがあり、企業にとっては、運用リスクを負わないメリットがある反面、従業員に適切な投資教育を十分に行わなければならないというデメリットがあり、従業員にとっては、税制上の優遇措置や、転職しても前勤務先の資産残高を持運べる(ポータビリティ)、運用成績が明確にわかる等のメリットがあるが、運用リスクは全て個人が負うというデメリットがある。
また、個人型確定拠出年金は、従来は自営業者(第1号被保険者)や企業年金のないサラリーマンが加入対象であったが、2017年の制度変更により、企業年金のあるサラリーマンや公務員、専業主婦も加入が認められるようになり、基本的に全ての人が個人型確定拠出型年金(DC)に加入できるようになった。