為替操作国

英語

currency manipulator

関連語

スーパー301条

カテゴリ

経済 , か

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「為替レートおよび国際経済政策協調法(1988年為替レート政策法:Exchange Rate and International Economic Policy Coordination Act of1988）」に基づき米財務省が連邦議会に対して年2回提出することが義務付けられている「国際経済と為替政策に関する報告書（為替政策報告書）」に基づき、アメリカ連邦議会が貿易上の不公正な優位性の確保や国際収支の効果的な調整を妨害するような為替相場の不当操作していると認定した対象国のことで、為替操作国に認定された国に対し、大統領、財務省に対し当該国と交渉することが義務付けられている。

1980年代から1990年代にかけては、台湾・韓国・中国が為替操作国に認定されたことがあるが、1994年以降、為替操作国に認定されている国はない。

1988年為替レート政策法は、1980年代の先進国通貨の乱高下がアメリカの巨額の貿易赤字創出の最大の要因であったとの認識の下、アメリカ経済が競争力を回復するために、主要貿易相手国が不当な為替レート操作を実施していないかどうかを監視する目的で作られたもので、スーパー301条等ともに1988年の包括通商・競争力強化法(Omnibus Trade and Competitiveness Act of 1988)の一部を構成するものである。