イギリス病
- 英語
- British disease
- 同意語
- 英国病
1960年代以降のイギリスにおいて、経済が停滞する中、「ゆりかごから墓場まで」と呼ばれた充実した社会保障制度や基幹産業の国有化等の政策等により、勤労意欲の低下や、産業の国際競争力の低下が起き、経済と社会のさらなる停滞を招いたという現象を病理的に例えた言葉。
1979年の総選挙で「鉄の女」サッチャー率いる保守党が勝利し、国営企業の民営化、金融引き締めによるインフレの抑制、財政支出の削減、税制改革、規制緩和、労働組合の弱体化などの政策を推し進め、2001年に労働党のブレア内閣によって「イギリス病克服宣言」が出された。