クロヨン
- 同意語
- トーゴーサン , トーゴーサンピン
税務署による課税所得の捕捉率に関する業種間格差を指す語で、本来課税対象とされるべき所得の内、税務署がどの程度の割合を把握しているかを示す捕捉率は業種によって異なり、原則として源泉徴収される給与所得者は約9割、必要経費を自ら算出して自己申告する自営業者は約6割、農業・林業・水産業従事者は約4割であると言われていて、このことを指して「クロヨン(9・6・4)」と称する。
また、捕捉率の業種間格差は「9対6対4」に留まらないとの考え方から、捕捉率を給与所得者約10割、自営業者約5割、農林水産業者約3割にそれぞれ修正した「トーゴーサン(10・5・3)」や、これに政治家に関する捕捉率(約1割)を加えて「トーゴーサンピン(10・5・3・1)」とも称することがある。