フィリップス曲線
- 英語
- Phillips curve
- 関連語
- 自然失業率
英国の経済学者フィリップスが1958年の論文の中で発表したインフレーションと失業の関係を示したもののことで、縦軸にインフレ率(物価上昇率)、横軸に失業率をとったときに、両者の関係は右下がりの曲線となり、短期的にインフレ率が高い状況では失業率が低下し、逆に失業率が高いときはインフレ率が低下し、インフレーションと失業はトレードオフの関係にあることを意味する。
一方で、ミルトン・フリードマンは、長期的にはインフレ率の水準に関わらず一定の失業率(自然失業率)に落ち着くとし、長期のフィリップス曲線は垂直になると主張している。