新しい古典派
- 英語
- New classical economics
- 同意語
- ニュー・クラシカル
1970年代にケインジアンのマクロ経済学に対抗して、新古典派(ネオクラシカル派)から生まれたマクロ経済学の学派でのことで、日本ではこの呼称は十分認知されておらず、新古典派に分類されることが多い。
新しい古典派は、全ての個人が合理的で合理的期待を形成し、マクロ経済が完全雇用で唯一の均衡を持つと仮定された場合には、この均衡は価格および賃金の調整を通じて常に達成可能であると仮定する点等が新古典派と共通していて、新しい古典派は特に、精緻なミクロ的基礎 (ミクロ経済学でモデル化された個別の経済主体の行動を基礎にして、マクロ経済学のモデルを構築すること) の重要性を強調している。
また、代表的個人(representative agent)モデルを先駆的に採用しているが、単純化し過ぎており現実的ではないとの批判がある。