新古典派経済学
- 英語
- Neoclassical economics
- 同意語
- ネオクラシカル
元来はイギリスの古典派経済学の伝統を重視したアルフレッド・マーシャルの経済学(ケンブリッジ学派)を指すとされたが、ワルラス以降の一般均衡理論の流れを汲むオーストリア学派(ウィーン学派)、ローザンヌ学派(数理学派)、ケンブリッジ学派の三学派を指すことが多く、現在では一般に限界革命以降の限界理論と市場均衡分析を採り入れた経済学を指す。
有効需要の原理を基盤にして「需要側が国民所得を決定する」と考えるケインズ経済学に対して、新古典派経済学では、セーの法則を基盤にして、「供給側の要因が国民所得を決定する」と考え、供給サイドを重視する理論を展開していることから、サプライサイド経済学や、供給重視の経済学と呼ばれることもある。