リベラリズム
- 英語
- liberalism
- 同意語
- 多元主義 , 理想主義
- 反意語
- リバタリアニズム
自分の生命・身体・財産に関して、他人に危害を及ぼさない限り、たとえその決定が当人にとって不利益なことでも、自己決定の権限をもつとする考え方で、近代社会が不可避的に抱え込む価値対立とその克服のために構想された政治哲学原理。
20世紀になって、英米を中心として、個人の自由で独立した選択を実質的に保障するためには選択や自由を阻害する偏見や社会的、経済的強制を排除するなど公的な権力の介入も必要であるという公正志向の立場(ニュー・リベラリズム)が優勢となり、現在では「リベラル」というときは通常この立場が意味される。
一方で、古典的な伝統的自由主義の場合、自由主義経済や新自由主義(ネオリベラリズム)という時等は、国家からの個人の自由を最大限認める立場(リバタリアニズム)を指す。