アダム・スミス
- 英語
- Adam Smith
- 関連語
- 見えざる手
18世紀のイギリスの経済学者・哲学者(1723-1790)のことで、古典派経済学の始祖、経済学の父とも呼ばれている。
グラスゴー大学教授として、間は他者の視線を意識し、他者に「同感(sympathy)」を感じたり、他者から「同感」を得られるように行動し、社会はこの「同感」を基にして成り立っているとした『道徳感情論(道徳情操論)』を著して名声を得た後、10年間かけて執筆した著書『国富論(諸国民の富)』で、富の源は生産を行う労働力であること、分業により生産効率が上がること、利己心による自由競争は、「生産と消費」を過不足のない状態へと自動的に導くという考え(これを「見えざる手」という)を示している。