新サービス貿易協定
- 英語
- Trade in Services Agreement
サービス貿易に関する一般協定(GATS)以上のサービス貿易分野の自由化及び各国によるFTAの成果を取り入れた21世紀にふさわしい先進的な新協定の策定を目指し、2013年6月に交渉が公式に始まった貿易協定のこと。
WTOドーハ・ラウンド交渉(2001年開始)とは別の取組として,有志国がTiSA策定に向けて集中的に議論していて、TiSA交渉に参加する国・地域の間では、交渉対象から特定分野をあらかじめ除外しないこと、現行のルールを強化すること等で意見の一致をみている。
交渉参加国は、日本、米国、オーストラリア、カナダ、EU、等24カ国で、TPPより参加国も多く、また日米、EUが参加しているため経済規模も非常に大きい。
TiSA交渉参加国
- 日本
- アメリカ合衆国
- EU
- カナダ
- オーストラリア
- 韓国
- 台湾
- パキスタン
- ニュージーランド
- イスラエル
- トルコ
- メキシコ
- チリ
- コロンビア
- ペルー
- コスタリカ
- パナマ
- パラグアイ
- ノルウェー
- スイス
- アイスランド
- リヒテンシュタイン
GATSとTiSAにおけるサービス貿易の12分野
- 実務(自由職業や研究、開発、不動産等)
- 通信(郵便、通信、音響映像等)
- 建設及び関連のエンジニアリングサービス
- 流通
- 教育
- 環境(汚水や廃棄物処理等含む)
- 金融(保険、銀行等)
- 健康関連及び社会事業サービス(病院を含む)
- 観光及び旅行に関連するサービス
- 娯楽、文化及びスポーツのサービス(通信社、図書館等含む)
- 運送
- いずれにも含まれないその他のサービス