バーゼル合意
- 英語
- Basel Capital Accord
- 同意語
- バーゼルI , BIS規制 , 自己資本比率規制
- 関連語
- バーゼル銀行監督委員会 , バーゼルII , バーゼルIII , BIS
バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委員会)がとりまとめた銀行監督に関する指針のうち、主として銀行が保有すべき自己資本の量に関する指針の総称のことで、国際金融市場の安定性を向上と国際業務に携わる銀行間の競争上の不平等の軽減を目的として、国際的に活動する銀行の資本力を強化するために国際的に活動する銀行に対し8%(海外拠点を持たない銀行は4%)以上の自己資本比率(銀行の自己資本を分子、信用リスクを加味して算出された総リスク資産を分母とする比率)を求めたもの(バーゼルI)。
バーゼル合意そのものが法的な効力を有しているわけではなく、バーゼル委員会に参加している各国の監督当局の規制体系に採用されることで実現される形をとっており、日本では1992年度末から、バーゼルIが本格的に適用された。
バーゼル合意のことをBIS規制と呼ぶこともあるが、バーゼル委員会とBISは別の主体であるため、誤解をまねくものである。