レギュレーションM
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- Regulation M
1997年にを米証券取引委員会(SEC)が導入した、発行価格決定の5営業日前以降に空売りを実施した投資家が増資で発行される新株を購入することを禁じた空売り規制を中心としたIPOに関わるの規則のことで、2004年に大きく改正され、空売り規制以外にも、引受証券会社がIPO銘柄割当と引き換えに法外な手数料を得たり、当該銘柄の売却益の一部を顧客と共有したりするキックバックや、IPO後に一定の注文を出すことを約束させる契約(ラダリング)、経営陣にIPO銘柄を割り当てる代わりに投資銀行業務の案件を担当させてもらう契約(スパニング)等の代償契約(Quid Pro Quo Agreement)の禁止、証券発行に係る不当な対価の禁止、IPO時の取引制限期間延長、シンジケート・カバー取引を目的とするビッドを出す業者に対する当該ビッドがシンジケート・カバー取引であることを特定することの義務付ける規制などがある。