リーヒ・スミス米国発明法
- 英語
- Leahy-Smith America Invents Act
- 関連語
- 先願主義
オバマ大統領の署名により2011年9月に成立した米国の連邦法のことで、1952年の特許法を抜本から見直す内容となっていて、2人の独立した発明者が同一の発明について特許出願すれば、発明日の早い発明者が特許を取得するという先発明主義から世界的に主流な制度である出願日の早い発明者が特許を取得する先願主義に転換することが最も重要な改正点であり、特許権取得のプロセスが簡略化が期待されている。
また特許権侵害に関する訴訟において、特許権者がその特許を侵害した疑いがあるという理由のみで、複数の被疑侵害者を単一の特許訴訟に併合したり、複数の訴訟を一つの審理に併合したりする権能の制限する訴訟併合禁止条項(dis-joinder)も加えられ、、特許を実施しない団体(NPE)が、自らが所有する特許を複数の企業が侵害したとしてまとめて訴えることを防ぐことが期待されている。
