JOBS法
- 日本語
- 新規事業活性化法 , 雇用創出法
- 英語
- Jumpstart Our Business Startups Act
- 関連語
- EGC , クラウドファンディング
2011年1月のオバマ米国大統領による小規模成長企業が資本調達する可能性を高めるための改革を掲げる「Startup America Initiative」やIPO市場の低迷に対する懸念を契機とし、新興成長企業(EGC)が上場を強制されるまでの猶予期間を大きく伸ばすと共に、企業の規模にかかわらず一律に強制されていた上場手続きに段階を設け、企業の上場を容易することで新興成長企業等が資本市場へのアクセスを容易に行えるようにし、資本形成の促進することを目的として2012年4月に成立した米国の連邦法のこと。
スタートアップ時に年間100万ドルまで、かつアメリカ証券取引委員会(SEC)によって承認された取引窓口を通すこと、株主が2000人以上になった場合は株式上場あるいは上場企業と同様の財務情報開示が強制される(従来は500人以上)という制限の下で、適格投資家以外の一般市民から資本を調達するクラウドファンディングが合法化され、新興成長企業が市場で資金調達できる機会が増すとともに、中小企業の株式公開のコストを削減し、より多くの会社がより容易に資本市場を利用可能にするためのIPOを目前にした企業向けの特例措置(IPO on-ramp)の創設された。