ドッド・フランク法
- 英語
- Dodd-Frank Wall Street Reform and Consumer Protection Act
- 同意語
- 金融規制改革法 , ドッド・フランク・ウォール街改革・消費者保護法
2010年に成立したリーマン・ショック等を契機とする金融危機に対応して、金融規制監督を大幅に強化し、シャドウバンキングの根絶とそれを政府の監督におくことで健全な市場経済を復活させる事を目的とした1930年代の大恐慌後のグラス・スティーガル法以来の金融改革立法とされ、FRBに消費者金融保護局(CFPB)の設置、銀行による自己勘定取引の禁止(ボルカー・ルール)、店頭デリバティブ規制の強化(リンカーン条項)、ニューヨーク連銀総裁の大統領による任命制への変更、システム上重要な金融機関(SIFIs)の規制監督の強化及び破綻処理法制の整備、ヘッジファンドなどの私募ファンドの助言業者の規制強化、上場会社の規律の強化など、包括的かつ大幅な改革を行う内容となっている。