ウレンゴイ・ガス田
- 英語
- urengoi gas field
西シベリア・チュメニ州北部で1966年に発見された世界最大のガス田で、最も浅いガス層のセネマン層(地下1030〜1280メートル)の下にネオコム(1700〜3340メートル)、最深部にアチモフ(3550〜4千メートル)の2層があり、推定埋蔵総量は8兆立方メートルといわれる。
この巨大ガス田のガスを西ヨーロッパへ供給する投資額150億ドルの大プロジェクトが1980年に具体化し、1984年より一部の供給が開始された。
このプロジェクトのためにウレンゴイからチェコスロバキア国境のウシュゴロドまで4451km、さらにチェコスロバキア、東独領土内1000kmを経由して西欧へ続く総延長約5500km、口径1420mmのパイプラインが建設され西独、フランス、イタリア、オーストリア、スイスなどへこのガス田のガスが供給された。