石油収入税
- 英語
- Petroleum Revenue Tax
- 同意語
- PRT
- 関連語
- ウィンドフォール・プロフィット , アップリフト , オイル・アローワンス
北海での石油操業の利益に対して英国が油田単位で課している特別税のことで、第1次石油危機を契機とする原油価格高騰を背景とした国際収支の悪化と経済の停滞に悩む英国政府は、税収増と石油会社のウィンドフォール・プロフィット吸い上げを目的として、1975年に導入された。
当初、税率は45%であったが、第2次石油危機以降段階を経て75%にまで引き上げられたが、新たな付加税であるSPDの新設による二重課税対する業界からの不満が強かったため、PRTの前払税(APRT)が新たに導入された。
PRTは所得税課税前の収入に課せられ、所得税計算上は公租公課として扱われ、総収入からロイヤルティ(12.5%)、操業費、当該期間中の資本支出、アップリフト、オイル・アローワンス、北海における他地域での探鉱費および過年度からの繰越損失などを控除した課税所得の75%が税額となる。