委託精製
- 英語
- orude oil processing deal
- 反意語
- 受託精製
原油または半製品をほかの石油精製企業に委託して精製を行い、製品化または半製品化することで、引き受ける側からみると、受託精製となる。
委託精製は、自社の製油所がない地域への供給上、輸送費を軽減するためや、自社の原油処理能力不足を補うため行われ、委託量が大きいときには、委託側から原油を供給することもあるが、通常、委託量が大量になる場合が少ないので、受託側の原油を使用するケースが多い。
また、委託精製は産油国と消費国や中間地の精製企業の間でも行われていて、主として産油国の原油処理能力不足から、第三国の精製企業に対して、原油を供給して精製を委託し、生産された製品の全量または一部を自国の内需向けに引き取るもので、一部引き取りの場合には、残りの製品は市場で販売される。