ラテンアメリカ・エネルギー機構
- 英語
- organizaci?n latinoamericana de energia
- 関連語
- サンホセ協定
ラテンアメリカ域内の主要輸出国であり、国際石油会社と緊張関係にあったベネズエラが主唱者となり、キューバなど反米諸国が同調し、1974年に創設されたラテンアメリカ諸国による域内エネルギー資源の保護と活用を主目的とした中南米25カ国が加盟する国際機構のことで、リマ協定により、国有化など加盟国の主権の行使に伴う先進国の制裁に対する加盟国の連帯や、加盟国間のエネルギー資源の直接取引の推進、域内共通エネルギー政策の確立、エネルギー資源開発のための金融機関設立等などが定められている。
しかし加盟国は産油国よりも石油輸入国が多く、各国の工業化の度合いも異なり、加盟国の思惑は必ずしも一様ではなかったこともあって、当初OLADEの活動は順調とながったが、1970年代後半のメキシコの積極姿勢への転換や、1980年のサンホセ協定により、次第に加盟国の間に認識されるに至り、その活動も活発化してきた。