バブエルマンデブ海峡
- 英語
- Strait of Bab el Mandeb
アラビア半島南西部のイエメンと東アフリカのエリトリア、ジブチ国境付近の紅海とアデン湾を分ける海峡のことで、西欧の重要な石油海上ルートの一部となっている。
海峡の幅は30kmほどで、しかも東部にはペリム島(イエメン領)、西部にはサワビ諸島(ジブチ領)があり、航路はさらに限られるため、戦略上の重要な拠点として、イギリス、フランス、イタリアが競って周囲を植民地化し、第四次中東戦争中はエジプト海軍が駆逐艦2隻を同海峡に派遣し、イランからイスラエル向け石油の流通を海上封鎖したといった歴史的経緯がある。
また近年ではソマリアの海賊発生地域として多国籍海賊対処部隊が展開しており、自衛隊も参加している。