サウジアラムコ
- 英語
- Saudi Aramco
- 同意語
- サウジアラビアン・オイル・カンパニー
- 関連語
- 資源ナショナリズム
- 関連サイト
- Saudi Aramco
サウジアラビア内の全ての石油部門を管理するサウジ政府100%出資の国営石油会社サウジアラビアン・オイル・カンパニー(Saudi Arabian Oil Company)の略称で、保有原油埋蔵量、原油生産量、原油輸出量は世界最大を誇る。
資源ナショナリズムの高まりを受け、1960から70年代の主要産油国での石油会社国有化の急激な動きに対し、サウジアラビアでは、1973年のリヤド協定により米国の採掘権保持企業であったアラムコ社(ソーカル、テキサコ、エクソン、モービルの合弁)へのサウジ政府の25%経営参加を経て、1980年にサウジ政府がアラムコの全資産を買い上げの実質的に国有化し、1988年に国王令によりアラムコを完全国有化し、サウジアラムコが操業権利・資産などを引き継いだ。
サウジアラムコの当初の事業内容は石油・ガスの探鉱、開発、生産等であったが、1993年に石油精製と製品販売を行っていたサマレック社を統合して、国内石油精製事業と石油製品の販売を事業に加えた。
なお、サウジアラムコのアラムコとは、「アラビアン・アメリカン・オイル(Arabian American Oil Company)」の略称である。