ミナス油田
- 英語
- Minas oilfield
インドネシア・スマトラ島中部、リアウ州パカンバル市北方約20kmにあるインドネシア最大かつ東南アジア最大の油田のことで、太平洋戦争時に進駐した日本軍が掘削した試掘井により発見されたが、生産には至らず、1950年代に入りカルテックス社により作業が再開され、1954年に生産が開始された。
原油はパラフィン基でワックス分を多く含み(約18%)、流動点は+32.2 ℃と極めて高く、原油比重は34.4°API、硫黄分は0.09%である。
p生産された原油は、ドゥリ油田を経てドゥマイ港まで送られる。油層温度が高いため生産時の粘性はさほど高くはないが、送油時の凝固を防ぐためパイプラインには加熱設備が施されている。