カフジ油田
- 英語
- Khafji oilfield
- 関連語
- アラムコ
サウジアラビアとクウェートとの間に設定されていた中立地帯のラスアル・カフジ沖合約40km、ペルシャ湾陸棚(水深30m)に位置するにある海底油田のことで、南に隣接するサファニヤ油田の開発が進むにつれて、サファニヤ油田とは一連のものであることが判明したため、両者を合わせてサファニヤ・カフジ油田と呼ぶことがある。
カフジ油田は、日本のアラビア石油によって1960年に発見され、1961年に生産が開始された石油メジャーに拠らない日の丸油田として知られ、サウジアラビア・クウェート両国から得た利権に基づき操業を行っていたが、サウジとの利権協定は 2000年、クウェートとの協定は 2003年にそれぞれ失効してアラビア石油は撤退し、現在は、サウジ側がサウジアラムコの子会社AGOC、クウェート側はKOCの子会社KGOCが権益を継承し、共同オペレーターとなっている。