アザデガン油田
- 英語
- Azadegan oil field
- 同意語
- アーザーデガーン油田
1999年にイラン国営石油会社(NIOC)によって発見されたイラン最大の油田のことで、イラン南西部のイラクとの国境地帯に存在し、推定260億バレルに及ぶ世界最大級の埋蔵量を誇る。
2004年に日本企業グループが開発権益を取得(75%)、日本の企業体とイラン国営企業で共同開発することが決まったが、イラクとの国境地帯という事情による治安上の懸念による開発の遅れや、イランの核開発問題、2005年のイラン大統領選で対アメリカ強硬論者であるマフムード・アフマディーネジャード氏の大統領に当選等による、アメリカからの開発中止要請、圧力により、2006年に権益比率を一気に10%まで引き下げ、開発のメインプレイヤーの座を降り、 2010年に完全撤退した。