アニリン点
- 英語
- aniline point
- 関連語
- 芳香族系 , ナフテン系 , パラフィン系
石油製品や石油留分の溶解性を表す指標の一種で、試料と等容積のアニリンを混合して冷却したときに、均一な溶液となり得る最低温度のこと。
アニリン点が低いほど溶解性が高く、石油製品のアニリン点は、同一分子量では芳香族系、ナフテン系、パラフィン系の順に高くなり、同じタイプでは分子量が大きくなるほど高くなることから、製品の組成推定、潤滑剤のゴム材への影響把握のほか、軽油の着火性能(ディーゼル指数)の把握、航空ガソリン等の真発熱量の推定(アニリン比重積)等に利用される。