投資用語集

金ETF

関連語
ETF , カルパース , WGC , SPDRゴールド・シェア
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金価格に連動した上場投資信託(ETF)のことで、証券取引所に上場されているため、株式と同じように証券会社を通じて取引所に売買注文を出せる。

金ETFは、米国最大の年金基金カルパース(CalPERS)のCEOを勤めたジェームス・バートン氏がワールドゴールドカウンシル(WGC)に転職に年金の運用にも使える金商品としてSPDRゴールド・シェアを開発したのが始まりで、2003年にシドニーのオーストラリア証券取引所に世界で最初に上場され、以後世界の主要な証券取引所で上場された。

日本では2007年8月に大阪証券取引所に上場した「金価格連動型上場投資信託」が最初の金ETFであり、以後「SPDRゴールド・シェア受益証券」や「純金上場信託(現物国内保管型)」などが相次いで東京証券取引所に上場された。

金ETFには、通常の株式投資と同様な売買ができること、現物で運用するより手数料が安く(信託報酬と売買手数料のみ)、保管コストもかからないこと、手軽に分散投資ができるといったメリットがあるが、株式と違い利回りがないことや現物の裏付けがない銘柄では、運用会社が破綻した場合、資本が戻らない可能性があることといったデメリットがある。

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