投資用金貨
- 英語
- gold coins for investment
- 同意語
- 地金型金貨
- 反意語
- 収集型金貨
世界のいくつかの政府が発行している法定通貨であり、発行元の政府が重量と品位を保証している金貨のことで、代表的なものには、ウィーン金貨ハーモニー(墺)、メイプルリーフ金貨(加)、カンガルー金貨(豪)等の24K(純度99.99%の純金)のものや、イーグル金貨(米)や「ブリタニア金貨(英)等の22K(純度91.67%)のものがある。
記念金貨や古金貨など投資用金貨とは区別される収集型金貨と呼ばれるものもあり、金貨としての価値だけでなく、希少価値やデザイン的価値もあるため、収集家の人気度合いによって価格が変動し、同じ金の含有量のものでも投資用金貨より高額で取引されている。
投資用金貨は、大手地金商や金属精錬会社の販売店などにおいて、日々の金相場に連動した市場価格で売買することができ、少額での投資に適し、一般に小口の投資に限れば、投資用金貨の方が金地金より投資コストが抑えられることから、重量が重い金貨ほど1枚当たりの価格に占める鋳造コストの割合が小さくなり、最も投資効率が高くなるが、売却時には、傷がついていたり、変形していたりすると、通常より安い価格(地金再生買取価格)が適用されてしまう。