アマルガム法
- 英語
- amalgam process
金属粒子が新鮮な水銀の表面と接触すると、アマルガムと呼ばれる合金を形成するという現象を利用し、極微粒の金や銀の回収や濃縮をする方法のことで、鉱石を粉砕し金粒子と岩石を分離した後、水銀を加えアマルガムを作り、不純物を濾過、洗浄した後、水銀を除去するため密閉した蒸留機の中でアマルガムを加熱し、水銀を蒸発させることで金を得る。
アマルガム法は金回収法として未だ広く利用されているが、人や環境に対する水銀中毒の害が深刻であるので、その採用を制限すると共に、採用する場合は、汚染を防ぐ装置の使用が義務付けられている。