グローバルGAP
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- GAP
欧州を中心に世界 100 カ国以上で実践されている GAP(適正農業規範)の世界標準のことで、農業生産・取扱いにおける農産物の安全管理手法や労働安全、持続可能な農業を行なうための環境保全型農業実践のためのチェック項目が具体的に定められて、農産物の世界的な流通においては、グローバルGAPの認定取得が取引条件となっている。
グローバルGAPは2011年に改訂され、農産物の集出荷・選果場の管理範囲が審査の必須要件となり、農場から出荷までを網羅したサプライチェーン全体におけるマネジメントシステムを評価する事により食品安全リスクを包括的に担保するようになったため、欧米の小売事業者は、事業リスクを最小化するために、グローバルGAP等の国際的な認証規格を取得しているサプライヤーや農業生産者からの仕入を優先し、自らの販売チャンネルにおいてリスク・ヘッジできない農産物の取り扱いを排除しはじめてる。
日本での認証取得実績は未だ少なく、規模だけでなく、農産物の安全管理も途上段階にある。